Greetings from Tokyo

今、日本に一時帰国しています!感謝祭で11月の最後の週はみんないなくなるので、10年ぶりぐらいの日本の秋(いつも帰国は夏か冬なので)


まずはとりあえずご報告を!

無事に進級試験に合格し、Ph.D studentから、Ph.D. candidateになりました!

これで卒論の発表をディフェンスをするまで、落第の危機は免れます(卒業まで来たら落ちるという事はよっぽど不正とかでもしない限りない)。

翻訳のお手伝いしたバスキア展の最終日に滑り込む。写真はヒルズの展望台から。くっっっっそ混んでて鑑賞どころじゃなかったけど、バスキア作品は生で見るのが一番だなぁっていうのが感想。関係者パスで入れてくれた友人に感謝!

(正直2時間とか待つほどの価値は…。うん…w)


私のプログラムはだいたい5年(卒業するタイミングは個人差あり)で修了するもので、毎学期、研究の進捗具合をベースとした評価審査があるのですが、その一部として2年生に1回、3年生で1回のMilestone=進級試験?みたいなものがあります。


2年生のはLiterature reviewといって、自分の研究トピック周辺の最近の流れやそれまで発表された重要な文献などを、自分の視点でまとめてドキュメント+物理化学の学内セミナーで発表。新しいプロジェクトを始める時は、だいたい文献読みからスタートするので、実践的なトレーニングです。これは去年やりました。出来は、一応パスでしたが教授からはもうちょっと踏み込んでほしかったなぁと言われました。。。


今回のはOriginal Research Proposalといって、自分の本業ではない分野で、研究企画書を出して、指導教官3名に対してプレゼン。将来、研究職(特にアカデミック系)に就いた時には散々企画書を書き、散々プレゼンして研究資金集めをする事になるので、さらに実践的な試験になります。ただ自分の本業じゃないっていうので知識が浅いのと、教授陣は私の知識や理解度を試すためにプレゼンの途中から難しい質問をバンバンしてくると聞いたので、もうーびびりまくり。実際、質問で絞られて泣いて出てきた子とか、ダメ出しされまくって企画書書き直し、プレゼンやり直しみたいな事も多々あるので、もうストレスでした。。。


ちなみに(需要あるかわかんないけどw)私が出した企画は光触媒系で使われるアゾベンゼン入りの高分子が、レーザー照射されて形が変化していく過程を、X線ホログラフィーで見てみたら面白いんじゃない?という企画でした。まぁ現在世界にあるX線施設ではまだ出来ない実験なのですが、あくまで企画書なので、今すぐ出来ない実験でも、こんなスペックのレーザー将来出来たら、実現可能だよっていうのをきちんと数字出して証明出来ればオッケーなんです。


教授陣は3名。私のボスは、基本的に私の味方であるべき人物なのですが(笑)好奇心ゆえにものすごい予測不可能な質問をする事で有名。もうひとりの指導教官も実験系物理化学で、X線関連のエキスパート。彼も私の教授と同じドイツ人なので、細かい所まで把握したがるし、基本姿勢は疑う笑 3人目は産休中の指導教官である超やり手の理論化学の教授に代わって、中国人の実験系物理化学の教授。普段あまり絡みがないので、ギャンブルでした。


実際のプレゼンは、40分ぐらいで質問が20分ぐらい。結構プレゼンの途中でツッコまれる事を想像していたのですが、2-3の確認質問があっただけで基本的に滞りなくおわり、その後の質疑応答も、もちろん答えを準備していない質問もありましたが、そこそこ対応出来たかなーという感じでした。そして我がボスからも相変わらず「んな事考えてないわ!」という質問をかましてくれましたが、終わって部屋から出されて教授陣同士で相談し、その場で合否が出る>>無事にパスという流れでした!


2日後に日本に行く為になんとしてでもやり直しは阻止したかったので、クリアパスで本当に良かったーーー!ボスも今回は満足の出来だったみたいで、夜に「満場一致で企画書も、プレゼンも良いクオリティだったねと話したし、質疑応答も上手にさばけてたよ!」と、わざわざメールをくれました。普段そういう事するタイプじゃないのでとっても嬉しい(: これで試験らしい試験はないので、後は安心して研究に集中!!


その前に日本でリチャージしてきます♪♪

昨日着いたのですが、今日さっそく岩盤ヨガと美容院にいってきます笑

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