Federal Hill

さて怒涛のbeamtime experimentが終わりました。今までで参加した中で一番トラブルが多くて、成果も少なかった気がします…。今回は、2019年~2020年にかけて行われた大幅な実験装備のアップデート後、初めての実験だったのですが、私達のラボがやり慣れている実験のタイプとはいえ、やはり稼働直後は色々不備がありますね。


実験というと、私達が実際に手を入れて行うように聞こえますが、実は実際の装備やアライメント作業は施設のスタッフに任せなくてはならず、私達はあくまでユーザーとしてああしてくれ、こうしてくれと注文するんです。その為に普段だったら、データをすべて取り終わったあとに解析するのですが、このタイプの実験はデータを取りながらリアルタイムでデータ解析を行います。このデータ解析が私達の仕事。ラボメンバー6人だけでは足りないので、コラボレーターからの院生も集めて10人ぐらいのデータ解析チームでそれぞれ分担作業で分析するのですが、途中、施設のサーバーにも問題が生じて、ハードウェアもソフトウェアもダブルパンチでトラブるという最悪の事態に…。


4日間に渡って、16-18時間労働したデータ解析チームとしては散々な目にあいましたが、待ち時間が長かったおかげ?でチームメイトの一人とはずっとチャットしていて、なんだか仲良くなれた気がしました笑


さてそんな大変な実験の後、今週末はちょっとチル目に。でも午後にラボ行こうかな?


土曜日の昨日は完全にオフにすると決めていたので、前々から行きたいと言われていたファーマーズマーケットに。夏の間は彼の家の近くの公園に来るのですが、冬はちょっと離れた場所にあるので久々にバスに乗りました。


この建物は、ストリップバーの裏口w このビルのタイルの色と四角い形、そして赤いバンのコントラストが良かったので思わずパチッと。冬のファーマーズマーケットがあるエリアはFederal Hillというエリアで、70年代ぐらいまではマフィアの拠点地だった場所。ニューヨーク、シカゴに次いでかなり大きな組織だったそうです。ロードアイランド州は、東海岸エリートの避暑地であるニューポートがある一方で、今でも治安良くない街もたくさん。私の学校があるエリアの治安は全く問題ないのですが、ダウンタウンの反対側にはこんなエリアもあるんです。エリアによってかなりの貧富の差があるのもプロビデンスの特徴。ロードアイランドってアメリカの中でも存在感薄い場所だと思っていたのですが(アメリカ最小の州です笑)意外と歴史も文化も奥深い場所です。


とはいえ、昼間は全く問題なし。夜も明るい場所から離れなければ大丈夫。夏になると、メインの商店街の広場でバンドが音楽を奏で、みんながディナーしながら踊ったりするような、ゴッドファーザーの頃のニューヨークを彷彿させるような、そんな場所です。


ファーマーズマーケットでちょっと買い食いしたけど、まだお腹空いていたのでもう一つの目的地であるイタリアン食料品店へ。これまた昔ながらの雰囲気が醸し出されまくってるTony's Colonial Food。お目当てはティラミス用のマスカルポーネだったのですが、壁一面に並ぶ色んな種類のパスタ、業務用みたいな巨大トマト缶など見て、ひとしきり楽しんで。デリでフォカッチャにトマトソースを付けたものを買おうと思ったらちょうど混んできた上に、オーダーがひっちゃかめっちゃかで15分ぐらい待たされる羽目に。まぁ、急いでなかったので問題ないのですが。


気の毒に思ったのか、お会計している時におじちゃんがワインを出してきてくれました笑 私も彼も普段は全然飲まないのですが、おじちゃんのトークにやられて結構並々に注がれたテイスティングカップw でもこれがフォカッチャとトマトソースとの相性抜群で、しかも!乾杯の1杯を飲み終える前にすぐに顔が赤くなっちゃう私としては珍しく、飲み終わっても全然赤くならないし、もしかして赤ワインなら大丈夫なのかも?(彼はちょっと酔ったって言ってたけど笑)残念ながら全然ラベル見てなくって、Montepulcianoって事しか分からなかったけど笑 後でググってみたら、おそらくお値打ちなドライなテーブルワイン。でも全然飲めない+飲まない私としては、身体が受け付けただけで十分嬉しかった笑


東京やNYCみたいに、フラーっとどこ歩いても楽しい!というのは都会の醍醐味だなぁと思うけれど、研究に忙しくてあんまりこの街ではお散歩していなかったのですが、面倒くさがらずに時々遠出しようと思いました♪


Have a good rest of the weekend! 

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