3rd year exam

今、大学では研究と並行して、博士課程3年生の考査、Original Research Proposalにかかりっきりです。というか、かかりっきりである「べき」です。笑 


私のプログラムでは、2年生に1回目の考査、3年生に2回目の考査があり、それが終わればPhD candidateになれます。なので今はPhD studentという立場。Candidateになった頃から卒論に向けて本格的に動き出す感じです。オフィシャルに「卒業見込みあり」と認められるわけですね。


3年次のこの考査は、自分の本業じゃない研究分野(まぁでも同じサブ分野ではあります。例えば、私は物理化学なのは変わらず。)で、オリジナルの研究企画書を提出、そして審査員(メインの指導教員である研究室のボスと、もう2人)の前で3-40分のプレゼン、そして質疑応答。という内容です。


この自分のメインの分野じゃないってところがミソで、いかに自分の興味以外の事を学び、理解する力があるか的な事が試されるわけです。博士課程って基本的にはものすごーーーーくニッチでものすごーーーーく細かい設定の問題を研究するのですが、もちろん自分のフィールド全体をある程度は把握する力が求められるので。


このプロジェクトの良いところは、実際にやる研究ではないので、基本的にバジェットやロジスティック面を心配する必要はなく(例えば私は肝心のサンプルは誰かとコラボして取り寄せる設定になってる笑)、あくまでアイディアの面白さ+価値、そしてそのアイディアの実現性をいかに説得力をもって指導教員達に発表出来るかがポイントです。


し。か。し。


難関はまず

1)自分の本業じゃない!=知らない事いっぱい+興味レベルもまぁまぁ

2)それを、本業ではなくともその道20-30年みたいな教員を前に説得しなければ!

3)そうじゃなくても知らない事だらけなのに!!!


そして純粋に興味がないやつってなんというか。やる気が!いや大事な試験なのは分かってるんだけど!でも!みたいな葛藤があるわけです。あんまり興味はないけど、まぁでもこのトピックにしようと決めた時は面白いと思ったんだけど、でももっと簡単なトピック選んどけば良かったのかな?指導教員の反応は全くニュートラルで分かんないし、でもこれ落とせない試験だし、しかもあと2週間で企画書出さなきゃだし!!!!ってなるわけです。はぁ。

友達と作ったカルダモン・シナモンロール。ある日の朝食に。


でも焦りすぎたり余裕がなさすぎると、人間の脳って俄然ストップしちゃうみたいで、ここ1週間ほどダラダラ文献読んで、ググって、読んで、ググってを繰り返し。。こんなの生産性ない!って分かってるからこそ湧き出る罪悪感。。


これはよくないサイクルに入りそうだなと自分で思ったので、学校のカウンセリング(なんと生徒は無料で!何度でも!行ける!私の学校素晴らしいと思う)に2年ぶりぐらいにアポを取ってきました。予防接種みたいな感覚で、ひどくなる前にとりあえずなにか手を打っとこうという魂胆です。今回のワクチン効くか効かないか分からないけど、抗体ゼロよりはましでしょう、みたいな。これはアメリカに来てから身につけた感覚で、気軽にカウンセリング行ける環境にいて、割と沢山の人が当たり前のようにカウンセリング行ってて(それをオープンに「この前私のカウンセラーが~」って世間話出来るぐらい普通の事)、むしろちゃんと自分のメンタルの面倒を見る事が大人の証とされる。とっても良い風潮だなと思います。(まぁみんながみんなではないですよ!男性とかは特に、なかなか行けない人が多い)


なので、だいぶサボっていましたが、久々にカウンセリング再開。前回の先生も悪くなかったけど、特にピンと来なかったので、時間だけ指定して他の先生にアポしてもらう事に。あたったのは陽気なラテン系ゲイ兄ちゃんな先生で「ハニー、そんな事心配してどうするの!仕事は仕事よ!未完成の120点の作品より、80点ぐらいの完成した作品が必要なものだから!終わらせる事に集中して、それについて自分を責めないの!」と言われ笑 あぁそうでしたねぇ。。と笑 前の先生が保健室のおばちゃん先生系で、じっくりふむふむタイプだったので、このハイテンションマシンガントークのスタイルは初めて笑 なんかクセになりそうで来週も予約してしまったw


Happy rest of the week (:




(これを下書き保存した後、メールの返事が当分来ないだろうと思っていたスタンフォードの教授からサクッと返事来て、しかも超良い文献まで紹介してもらえて非常によかった!!やっぱり自分でこじらせてる時こそ、ちょい恥ずかしいけど、誰かにコンタクトするの大事だわ)

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